INTERVIEW 05
稼働前の「最後の砦」。専門知識で高圧ガス設備の安全を支え抜く
機器検査事業部門 容器・設備検査G/A.N.
Chapter 01
高圧ガス保安協会(以下、KHK)の機器検査事業部門で、高圧ガスの製造設備が基準に適合しているかを検査しています。対象となるのは、ガスの貯蔵タンクや反応器、配管など。検査は書類審査と実地検査の両面で行い、図面などを確認した上で、週に2〜3回ほど実際に工場へ赴きます。機器へ水や空気を入れて耐圧性を確認するなど、稼働前の「最後の砦」として安全を担保する役割を担っています。入社前はチェックリストに沿った機械的な作業を想像していたものの、実際は条文を深く読み解く専門知識が不可欠。法学の知識がない状態からのスタートで最初は苦労しましたが、今では専門知識を持つ私たちにしかできない仕事であることに、想像以上のおもしろさと誇りを感じています。
Chapter 02
業務において常に意識しているのは、第三者機関として中立かつ公正な立場で検査を行うことです。漏れやミスを防ぐため、法的・技術的な専門知識の習得は欠かせません。この仕事ならではのやりがいは、一般の人が入れないプラント設備の製造工場などに立ち入れることです。現場の設備を直接見ることで、我々の業務が社会の安全に直結していると改めて実感できます。また、現場ではメーカーに改善点を指摘した際に「昔からこのやり方だ」と反発を受けることも。しかし、法律に基づいて丁寧に説明し、相手の理解を得られたときには自身の成長を感じられます。KHKには全員が「公共の安全」という同じ目標に向かって協力し合う士気の高い環境があります。見えない基盤を支える専門家集団の一員として働けることが日々の誇りです。
Chapter 03
直近の目標は、既存の技術基準や海外規格のインプットに力を入れることです。知識を深め、より迅速で正確な検査を行えるようになることを目指しています。私は2年間の見習い期間を経て、検査員として独り立ちしたばかり。一つの質問に対し、周辺知識まで幅広く的確に答えられる先輩方に早く追いつきたいと考えています。将来的には、多様化する社会のニーズに応えるため、新しい設備や技術が次々と誕生するはずです。KHKが担う検査の守備範囲もさらに拡大していくでしょう。既存の知識にとどまらず、常に新しい技術や規格へアンテナを張っていられる、専門性の高い存在になりたいです。